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宮沢経産相にまたも難問

10月27日(月)

 自民党の〝希望の星〟だった経産相の小渕優子の辞任で、即日後任に抜擢された元大蔵官僚の宮沢洋一のあのうれしさを隠しきれない顔が忘れられない。ところがこの数日、あの満面笑みがウソのような宮沢の深刻な表情が連日のように新聞、テレビをにぎわしている。

 宮沢の政治資金団体「宮沢会SMバー領収書」、「東電株保有」で大臣の仕事そっちのけで釈明に追われていたが、今度は自らが代表を務めていた政党支部が、政治資金規正法が禁ずる外国人が株式の過半数を持つ企業(広島県)から寄付を受けていたことが分かった。

 本人は寄付は返却したと言うが、就任早々にこんなにもややこしい話が次々と飛び出す大臣もいない。

 政治献金問題で民主党政権の時だったが、3・11の東日本大震災の直前、当時の外相前原誠司の身辺に外国人からの政治献金問題が発覚、前原は外相辞任に追い込まれた。当時の記事を再読してほしい。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS27027_X20C11A8PE8000/

 前例に従えば宮沢の辞任は避けられないが、任命した首相の安倍の責任も当然問われるはずだ。

 歌舞伎の「観劇会」や歌謡ショーの収支でつまずいた小渕、「うちわ問題」の松島みどり(法相)は就任1カ月半で辞任した。第2次安倍内閣は出だしからつまづいた。そして、今度は宮沢である。


 安倍は元大蔵官僚の手堅さを信じて登用したのだろうが、急ぎ過ぎたあまり、宮沢の「身体検査」ができなかったのだろう。それとも、彼の経歴を信じて調査をしなかったのかもしれない。

 宮沢は元首相宮沢喜一の甥で、父は自治事務次官から参院議員になった宮沢弘である。毛並みは申し分ない。

 だが、「SMバー」問題が飛び出したとき、私は大蔵官僚にまつわる「接待疑惑」、いわゆる「ノーパンしゃぶしゃぶ」を思い出したほどだ。宮沢の同僚たちによる、なんともお粗末なワイセツ事件だった。

 前原の前例を見れば宮沢も進退極まる感じだが、前任の小渕の不祥事に続いて宮沢までを辞めさせるようなことになると、安倍内閣はさらに窮地に追い込まれかねない。
 
 さて、どうするか。

 アベノミクス、集団的自衛権行使問題でわが道を突っ走ってきた政権にも、大きな節目がきたことは間違いない。


プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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