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沖縄の「真実」を著しました

9月30日(日)
 米海兵隊の最新の垂直離着陸機オスプレイの沖縄配備が目前に迫った。大型台風の接近で配備日程を先延ばししたが、今週中に現在の岩国基地(山口県)から沖縄・普天間飛行場に移転されるだろう。配備が実現すれば沖縄基地問題、とりわけ普天間飛行場の辺野古移設が一段と緊迫化することは間違いない。
 こうした状況を見ながら私は、自分の「沖縄取材」の過去をたどりながら普天間問題の原点を検証した「運命の島オキナワ」(副題)=幸せは珊瑚礁の彼方に=(文芸社=東京・新宿区、定価・1400円+税)の刊行にたどり着いたことを、このブログを読まれる方々にお知らせする機会を持ったことを喜んでいます。
 刊行は編集者の手際いい作業で、予定より早く終わました。全国の提携書店での発売は10月下旬とのことで、書店にない場合は文芸社(電話03-5369-3060=代表)にお問い合わせください。

 沖縄問題を取り上げる時、基本的な問題として「今、なぜ沖縄なのか?」という問いにぶつかります。ながながと説明することはしませんが、私が拙著を書こうと思い立ったのは、昨年の3・11大震災をきっかけにした福島第一原発事故が沖縄の基地問題と同じ構造だと思いついたからです。
 つまり原発による恩恵を受ける人たちと、原発が立地する町や村に住み日常的にその危険と不安に向き合う人たちの想いが交わることはありませんでした。それが事故をきっかけに、「豊かさ」「便利さ」と「不安」「危険」が対局にある現実を知らしめました。安心や豊かさには、それを支える危険と不安があるという事実です。
 普天間問題に象徴される沖縄の基地問題はまさしく同じです。日米同盟が保障する日本の安全・安心・豊かさは、在日米軍専用基地の74%が集中する沖縄があればこそ成り立っているわけです。その沖縄で県民が米軍基地があるゆえのどれほど多くの基地被害に遭っていることを忘れてはなりません。
 米兵による暴行、殺人などの凶悪事件や米軍機の墜落などの事件事故の多発に、本土に住む人たちにあまり大きな関心を払うことはありませんでした。
 拙著の中心となる普天間移設問題は1996年の日米両首脳による合意で動き出しましたが、その後様々な政治的事情で揺れ動き今日に至っています。ただ忘れてならないのは、基地問題の原点は沖縄の本土復帰、さらには普天間の辺野古移設を引き出した2000年の沖縄サミットにあるという事実です。
 私は40年前の沖縄返還の現場に立会いました。当時の混沌とした政治、社会状況、住民生活を目の当たりにしました。復帰後も「沖縄」を取材の優先課題として向き合ってきました。その体験と取材で得た多くの情報を基に拙著を私小説風にまとめました。登場人物は仮名ですが、実在した各界のリーダーたちです。
 是非、ご一読されますようお願いします。

沖縄の「真実」を著しました

 
プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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