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実りの秋は政局の季節

8月29日(水) 
 大阪市長の橋下さんは、社会に充満する不満を上手に先取りしてみせる稀に見るようなタレン政治家である。皆さんもご存知のとおり、彼は民放テレビの法律番組「行列ができる法律相談」(?)で一躍人気を博した。橋下さんが大阪府知事だった頃からマスコミ各社は、それこそ「行列をつくって」並び、今ではSMAPも顔負けする程の人気ぶりだ。
 地域政党に我慢できず国会議員を取り込んで、れっきとした政党として東京・永田町に乗り込もうというのだから既成の政党は気になって仕方がない。「大阪都構想」が法律として日の目を見ることになったのも、地方分権、地域主権などと地方自治新時代を約束しながら霞が関の官僚に邪魔されて、肝心の分権は何一つ進んでいないことへの 橋下流挑戦の成功例である。
  橋下市長の言い分の善し悪しは論議が分かれるが、はっきりしていることは「この国を変える」という主張を国民の多くが支持しているという現実だ。だから既成政党がゾロゾロと 橋下詣でをして何とか取り入ろうと揉み手でご機嫌取りを続けている。
 大体、見るも無残な不人気な政権党の民主党が傍目もはばからず擦り寄るのも、何とかして 「橋下維新」を味方にしたいだけの話。他野党も似たり寄ったりだから、 橋下維新は永田町を占領したも同じだ。
 その永田町は今日の国会で野田首相の問責決議が可決される。問責されれば国会審議はストップ、野田政権は重要法案を処理できないまま立ち往生となる。法案処理だけではない。領土問題も棚ざらしのままとなり、日本は内政、外交両面で機能不全の状態となる。国際的な信用失墜も避けられない。
 そんなわけで、 橋下維新の存在はますます重みを増しそう。求心力をなくした既成政党から逃げ出し、 橋下維新に馳せ参じようというのも、心の定まらない弱い政治家の生き残り作戦だろうから分からないわけではないが、 橋下市長から見れば、そんな「落ち武者」はいくら集まったところで力にはならない。
 国政に「新党」として華々しく登場するには、国民に説得力のある「核」となる人物が必要になる。それで市長が頼んだのは安倍晋三元首相だった。
 保守本流を自負する安倍氏は断ったが、「近いうちの解散総選挙」で政界再編は必至。市長の遠謀はそこに向いていることは間違いない。
 民主党政権が何もできないことが、この3年ではっきりした。総選挙となれば、正体がバレた民主党が惨敗するのは目に見えている。かといって、自民が大幅議席増となるとも思えない。求心力のなさは、民主も自民も同じだからだ。
 
 さて、 橋下維新に列をなしたマスコミ各社の 橋下取材は一段と熱を帯びる。マスコミが大好きな政局の季節の到来だから、下は若い政治記者から上は政治評論家に至るまで様々な論評をして見せるだろう。「稼ぎ時」に手をこまねいている評論家などはいない。
 実りの秋は、政局の秋でもある。 熱帯性低気圧の橋下維新は間もなくハリケーンとなって永田町上陸する。何の備えもなくウロウロするのが、悲しいかな経済大国の日本の政治の実体である。
 

08/28のツイートまとめ

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尾形宣夫。
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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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