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「直勝内閣」

9月30日(金) 
 就任以来、増税路線を蘇らせた野田首相は、片山虎之助元総務相(たちあがれ日本)が参院予算委員会で追及したように「直勝内閣」だった。
 財務省事務方トップの勝栄二郎事務次官の思惑通りに動いている。首相は財務相当時から、事のほか財務省が言う〝財政再建〟に熱心だったし、民主党代表選でも大連立、増税路線を大々的に主張していた。ところが代表選に本命と目される前原元外相が名乗りを上げるや、一転して増税路線を修正していた。
 首相は昨年秋の急激な円高局面でも明確な考えを示せず、産業界をがっかりさせたのは周知のとおり。「適切に対応したい」が口癖だったが、マーケットに「口先介入」もできない頼りない財務相と悪評たらたらだった。
 ところが、首相就任後は堂々と増税を指示するようになった。
 大震災の復旧・復興に新たな財源を求めるのは仕方がない面はあるが、それが今増税をすべき、できる時期かどうかは経済の疲弊した現状を見れば、できない、すべきでないことは明らかだ。
 本人は否定するが、「直勝内閣」なのは間違いない。財務省の高笑いが聞こえる。

もはや言い訳は通用しない。

9月3日(土) 
 野田内閣が2日、皇居での任命・認証式を経て発足した。野田首相はこの後の首相官邸での記者会見の冒頭、新内閣の取り組むべき最優先課題として、大震災の復旧・復興の加速と原発事故の1日も早い収束を最優先課題に挙げた。
 だが、新内閣はおろそかにできない仕事が山積している。
 急激な円高となっている外国為替市場、財政再建、脱原発依存を基本とした長期エネルギー政策の抜本的な見直し、外交空白などなど。どれ一つをとっても対応を間違えば内閣の足を引っ張りかねない難物である。首相はこうした問題に真正面から取り組み、そのための真摯な対野党折衝に努めると語った。
 多少、気負いが強すぎた感はあるが、10分近くにわたって自らの言葉で語る言葉に、瀬戸際にある民主党政権の危機感が滲み出ていた。

 新内閣の顔ぶれを見れば、首相が言ったように「挙党態勢」「党内融和」の努力がうかがえる。同時に細野・原発事故相(環境相兼務)や平野復興相の再任、そして党代表選を争った鹿野農相の再任は、直面する問題が待ったなしの対応を求められる問題に対する政治・行政の継続性を示すものである。
 党内バランスは確かに取られている。だが新任の中には「大丈夫かな」と思わせるような閣僚がいる。くどいようだが、修羅場に乗り出した内閣だ。ご祝儀、同情は期待しない方がいい。
 私が個人的に疑問符をつけるのは、安住財務相、一川防衛相、川端総務相、鉢呂経産相の4人である。(続く)
※全文は「徒然日記」http://futenma.dtiblog.comに掲載。

野田内閣が間もなくスタート

9月1日(木) 
 国会が閉会、混迷の菅政権に幕が降りた。野田内閣は天皇の任命式を受けて多分、明日の2日に正式に発足する運びだ。新首相は今日、自民党の谷垣総裁と公明党の山口代表と個別に会談する。新内閣発足前の党首会談は異例だ。それだけ日本の現状は待ったなしということである。
 それと今日は防災の日。嫌でも、大震災の「3・11」が頭をよぎる。各地で行われる防災訓練も、恒例の行事とは全く違ったものとなるだろう。

 ところで、野田内閣は何からなさなければならないか。あまりにも問題が山積しすぎている。もちろん、今日明日をどう過ごせばいいのかという目の前の原発事故対応の迅速化、大震災被災地・避難者対策、さらにはその復旧・復興は待ったなしだ。そしてそのための補正予算編成をいの一番に取り組まなければならない。
 内政面では来年度の予算編成の方向付けをどうするかの「シーリング」作業の準備に着手しなければならない。対外的には、秋は国連総会をはじめ、首脳外交が目白押しだ。菅政権で棚上げ状態になっていた首脳外交も一刻の猶予もない。
 菅首相が「退陣表明」してからのこの3カ月は、国内的には「政治空白」だったし、対外的には「外交空白」で対外信用はガタ落ちだった。
 つまり、新首相に就く野田は、前任の菅が積み残した数多くの難題を一つひとつ片付けなければならない。、それこそ野田が言ったように「坂道を雪の塊を皆で一緒に押し上げなければならない」。内憂外患。どれ一つを取っても、右から左へというわけにはいかない難物だらけ。

(続き、全文は「徒然日記」http://futenma.dtiblog.com に載っています)
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Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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