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本音を口走ってしまった

オスプレイの佐賀配備計画の裏工作がバラされてしまった。#沖縄 #佐賀



本音を口走ってしまった



軽い気持ちで安全性を片付けるな

8月4日(土) 
 米軍の新型の垂直離着陸輸送機オスプレイに試乗した森本防衛相の感想は「いやあ、快適だった。想像以上に飛行が安定している。音は、市街地にあまり大きな影響を与えないだろう」だったと、防衛相に同行した報道各社の記者は伝えてきた。
 試乗は3日(日本時間4日未明)、ワシントンの国防総省とバージニア州の海兵隊クアンティコ基地を約2時間かけて往復した。首都や住宅地の上空を飛んで見せたのだが、防衛相はいたく満足したかのような感想を述べている。自ら試乗を求めて実現したのだが、テストパイロットでもない防衛相が1度だけの試乗でオスプレイの安全性を語るのはどうか?
 試乗したのは海兵隊仕様のMV22型機だ。問題となっている同機の安全性は、実戦を想定した過酷な条件の下で保証されるかどうかが問題なので、のんびり飛び立ちひと回りしてきたくらいで、その安全性、静かさを語るのは、防衛専門家にしては軽すぎる。
 パネッタ国防長官と防衛相は会談後に共同で記者会見、「安全性を確認するまで訓練飛行は行わない」「8月末までに(モロッコや米カリフォルニア州での)墜落事故報告書を日本側に届ける」ことを明らかにし、国内で反発が高まっている低空での訓練飛行については日米合同委員会で協議、住民の安全に万全を期すことで合意した。
 ここまでは、防衛相の訪米を待つまでもなく決まっていたことだが、パネッタ長官は会見でオスプレイの沖縄配備と10月からの訓練飛行計画は見直す考えがないことを改めて強調した。その理由として長官は、アジア地域での日米同盟の強化、日本の離島防衛にオスプレイの機動力は欠かせないと南西諸島防衛強化を念頭に配備の必要性を強調している。
 こうして見ると、防衛相の訪米は予定通りのオスプレイの沖縄配備・訓練飛行開始のスケジュールを前提にした米側との意見交換と見ることができる。
 防衛相は近く沖縄を訪問、今回の訪米の中身を詳細に説明するという。だが前にも指摘したが、野田政権はオスプレイの安全確認を日本側でも独自に確認するとしているが、軍事機密にも触れるようなデータを米側が提示するとは思えない。何よりも「予定通りの配備」を譲る気のない米側の言い分を、仮に野田政権が沖縄をはじめとする関係自治体に説明したところで説得力はほとんど期待できない。

 しかももう一つ重要な問題は、オスプレイの低空飛行訓練だ。会見で両首脳は住民の安全に万全を期すよう日米合同委員会で協議すると言うが、沖縄の嘉手納、普天間基地などでの飛行訓練が合同委での合意通り行われていない。地元がどんな抗議しても、深夜や早朝での飛行訓練は「米軍側の事情」ということで、外務省も防衛省も見て見ぬふりだ。
 合同委で低空飛行の高度を現状の「150メートル」よりも高めにすることで合意しても、実地訓練で守られる保証はない。沖縄基地での例をみれば、合同委の合意も実効力のない単なる気休めの文書となりかねない。野田政権は、よほどの覚悟で米側と向かい合わない限り、苦しむのは地元だけということになる。そうならない気構えがあるかどうかである。

国民を不安にさせておいて何が同盟の深化だ

7月29日(日) 
 野田政権のオスプレイ沖縄配備についての対応は米政府の方針に異論を挟むでもなく、他方で沖縄、山口両県を始め訓練飛行ルート関係自治体の強い反対に困惑しながら揺れっぱなしの状態が続いている。
 政権は27日になって、オスプレイが日米安保条約の定める事前協議の対象になる「重要な装備の変更」に当たらないとする政府答弁書を閣議決定、配備の正当性を確認すると同時に、日本が配備を拒否する権限がないことを明確にした。
 国民にとっては安全確認を脇に置いたままの、「オスプレイ配備ありき」としか思えない。いかにも頼り甲斐のない政権だと米側の目にも映ったのではあるまいか。

(注)全文は「徒然日記」http://futenma.dtiblog.com 参照。



オスプレイ配備は原発再稼動と同じ構図

7月24日(火) 
 オスプレイ問題は野田政権の外交・安全保障政策が極めて場当たり的で、国民の安心・安全に目をつぶった米国に追従するスタンスを浮き彫りにした。
 沖縄配備が予定される米海兵隊の垂直離着機MV22オスプレイ12機が23日、米軍岩国基地(山口県)に陸揚げされた。持ち込みに反対する抗議の声が響く中での陸揚げだ。既にオスプレイ配備に反対する声は全国に広がっている。なぜこの時期の持ち込みなのか?野田政権から聞こえてくるのは「抑止力としての日米同盟の強化」だけで、墜落事故が続くオスプレイの安全性についての具体的な説明はほとんどない。

 周知のとおり、野田首相は「米国の方針に、日本がああしろこうしろと言う話ではない」と、オスプレイ配備に対する国民の不安、疑問にまともに応えようとしない。この日も政権のスポークスマンである藤村官房長官は「安全性を確認されるまで飛行運用はない」と語るだけだった。
 今や、いわく因縁のあるオスプレイの沖縄配備は、単なる普天間飛行場の老朽機CH46の後継機などと言って済まされず、その危険性は全国的な問題になっている。
 米軍は岩国基地に陸揚げしたオスプレイを整備、試験飛行した後で沖縄に移し、10月から本格運用を始める。日本国内でどんなに反対運動が高まろうが、米軍は沖縄配備・運用計画を見直す考えはないし、野田政権も型どおり「安全性の確認」を待つだけで、高まる一方の国民の声に応えるような具体的な動きをしそうもない。
 安全性を確認できないまま米側の方針を受け入れる野田政権の姿勢は、未曾有の被害をもたらした福島第一原発事故の検証も不十分なまま、関西電力大飯原発の再稼動を決めたやり方と同じ構図である。
(つづく)

        

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日米同盟は、物言えぬ関係なのか

7月19日(火) 
 米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを沖縄・普天間飛行場に配備する計画をめぐる野田政権の混迷ぶりが浮き彫りになっている。続発するオスプレイの事故について新たな事実が次々と明らかになり、日米両政府とも火消しに躍起となっているが、事態は悪い方に悪い方にと進んでいる。
 野田政権は米側の事故調査報告を拠りどころに沖縄配備を予定通り進めたい考えだが、政権の幹部の1人である前原政調会長が「民意に疎い」と批判、異論を唱え配備計画の先送りを求めた。相変わらずの政権内不統一だが、野田首相は民放テレビの報道番組で「米国の方針に、どうのこうの言えない」とばかり、国内の反対、懸念に素知らぬことを言っている。
 もちろん、こんなことを言われて沖縄や岩国基地のある山口が怒らないはずはない。沖縄の地元紙は「驚くべき発言」と怒っている。
 沖縄に寄り添うようなことを言いながら、首相の本音は「日米同盟の深化」だ。沖縄配備の強行も、彼が自慢する「決める政治」なのか?同盟関係は、基地のある地域の協力、理解なくして成り立たないことは理の当然。こんな常識も首相には通じないらしい。
 オスプレイを積んだ米国の民間輸送船は23日に岩国基地(山口県)に到着する。オスプレイ問題は来週以降、激しい動きとなりそう。
 (注)詳しくは「徒然日記」http://futenma.dtiblog.com (上)(下)。





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gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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