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報道の切り口を考えたらどうか

5月1日(木)

 自民党の石破幹事長が訪米、日本の集団的自衛権行使を米側が高く評価と自賛した。

http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014050101000841.html

 
 これがニュースなのかね。

 政権与党の議員たちは、例によって大型連休を利用して外遊している。

 相手の国の都合もままならない外遊に一体、どんな意味があるのか。在外公館がアポイントを取ろうと駆けずり回ったのもいつもの光景。

 取り分け意味不明なのが石破幹事長の訪米だ。

 1週間前、オバマ大統領が国賓で来日したばかりではないか。

 すったもんだのあげくどうにか「共同声明」は出したが、

 中身は自己満足に終始した。日米両国が勝手に解釈できる代物だ。

 日本側は集団的自衛権の行使、尖閣防衛の「確約」を得た大喜びだったが、

 オバマは「あまり波風を立てないよう」しっかりと釘を刺した。

 オバマが最も欲しかったTPPの譲歩は得られなかったが、関税ゼロの風圧は一段と強まるだろう。

 石破訪米は日米の首脳間で話がついた集団的自衛権について重ねて米側に説明しようというものだが、

 こんな茶番を米側が喜ぶはずもない。

 米側の要路にアポイントを求めたが、「この前済んだ 話」と取り合わなかったが、これでは石破の面子は丸つぶれになる。

 何とか泣きついてバイデン副大統領とバーンズ国務副長官に会えることになった。

 バーンズが「行使容認方針を歓迎、支持する」と言ったのは当たり前だ。

 日本側から言い出すことに反対する理由はない、日本が積極的に共同作戦に出てくれると言うのだから。バーンズは韓国との関係改善を促したのは言うまでもない。

 副大統領との会見もこんな調子で終わるだろう。

 ところで、取り立ててニュースとして取り上げる価値もない訪米を、テレビ、新聞はどうしてこんなに取り上げるのか首をかしげたくなる。

 民放テレビなどは成田空港を発つ石破を画面で追いかける熱心さだ。報道の意図が全く分からない。

 いい加減、政権におもねるような報道はやめて、本筋の報道に徹してもらいたい。

これぞ「やりたい放題」の見本

こういうのを、やりたい放題と言う。

危険性への懸念が解けないまま、また、米海兵隊のオスプレイ12機が米軍岩国基地持ち込まれた。


型通りのテスト飛行を済ませて、沖縄普天間飛行場に追加配備される。


http://mainichi.jp/select/news/20130730k0000e040165000c.html

昨年秋の12機に続いての配備となり、普天間飛行場には計24機が常駐、にらみを利かせる。


オスプレイの持ち込みについては、


安全性、訓練飛行ルート・高さなどで、日米間の取り決めが約束通りなされていない。


にもかかわらずの追加配備である。


タイミングがを合わせたのだろう。


米太平洋空軍の司令官が、空軍もオスプレイを日本に配備する計画だという。


候補地としては、海兵隊の普天間配備で面倒な問題が起きているので、


首都圏のど真ん中にある横田基地に配備を考えていると明言した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130730-00000411-yom-pol


さてさて、「未亡人製造機」とあだ名されるほど事故が多いオスプレイを日本に持ち込むに際して、


米側はどれほど日本側の事情を考えたうえでのことなのか。


太平洋空軍司令官が明確にそう言うのだから、


現場レベルでは議論の俎上に上がっていることは間違いない。


ところが、これに対する日本政府のコメントは、官房長官会見を引用すると、


「聞いていない」「知らない」となる→

http://mainichi.jp/select/news/20130730k0000e010185000c.html

菅官房長官の会見の答弁も苦し紛れなことは明白だが、


これでは、在日米軍の態様に日本側は何も物申せないと同じだ。


「聞いていない」「決まっていない」は、いずれそうなることの地ならしであることは、


これまでの日米間のやり取りを振り返るまでもなく明白だ。


米側の言うがまま、それに対する日本政府の弁明は


「日米同盟の深化」「米軍の抑止力」を繰り返すだけ。


首都東京に隣接する横田基地そのものの存在が日米関係の実体を象徴して余りあるが、


仮にオスプレイまで持ち込むとなると、安倍政権が描く日本とはどういう国なのか聞きたくもなる。


首都圏の上空の管制権は米軍が持っている。


占領下でもないのに、首都上空の管制権を米軍に任せたままの日本とは、一体何なのかである。

☆「運命の島オキナワ」
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

「運命の島 オキナワ」

5月2日(水)
 電子書籍の拙著「運命の島 オキナワ」の購読を希望される方は私宛にご連絡ください。e-mailは k-mount.gata68@mx1.ttcn.ne.jp です。

 野田首相の訪米で明らかになったのは、彼自身に普天間問題を何とかしようとする意識がほとんどなかったということです。米政府のアジア太平洋重視の新国防戦略に乗せられ、国内議論もそこそこにより一段と米戦略に組み込まれる方向付けが決まりました。
 民主党政権になって初の日米首脳会談に、本人はえらく気分が高揚したようで、「私は自衛官のせがれ」などと、およそ場違いなことを公然と口にしてオバマ政権の歓心を買おうとしています。
 普天間問題がいかなるものか、この際、ぜひ問題の原点を検証する意味でも「運命・・・」をご一読願いたいと思います。
プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
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1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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