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終戦記念日

8月10日(水)
 8月15日の終戦記念日が来る。メディアはこの2週間ほどは、埋もれた戦争の記録を掘り出し読者や視聴者に伝えている。今夜のNHK[ファミリーヒストリー]は女優竹下景子の父・義人の旧満州(現在の中国東北部)での足跡、シベリア抑留、帰還後の弁護士生活をたどっていた。
 私の父も旧奉天(現在の瀋陽)で記者生活を送っていたが、敗戦でソ連に抑留されて厳しい捕虜生活をおくり、身も心もボロボロの状態で帰還した。
 父からは日中戦争、シベリア抑留、満州帝国の盛衰を聞かされた。10数年前、共同通信の年間企画にかこつけて旧満州で潜行取材した。おおぴっらの取材は中国の公安要員に四六時中監視されるので、観光旅行に紛れ込んでの満州入りだった。
 古い昔の地図を手に入れ父の新聞社があった付近を回り歩いた。満州政府、南満州鉄道(満鉄)の石造りの建物も現存、その威容に目を見張ったものだ。
 かの有名な情報機関の満鉄調査部の本部の建物は、姿は昔のままだったが雑居ビルになっていた。
 私に終戦、敗戦の記憶はほとんどない。空襲で逃げ惑った思いでもない。だが、旧満州の旅は様々な戦争の記憶を、あたかも経験したかのごとく私の頭をよぎる。今でも、その思いは変わらない。
 東京・九段の靖国神社には何度も足を運んだ。訪ねるたびに、「靖国」の覆いかぶさってくるような迫力に押さえつけられそうになる。
 靖国は、やはりただの神社ではない。 

京都大文字焼き

8月9日(火) 
 昨日、おとといと嫌な思いをさせられたのが京都・大文字焼き保存会の奇妙な〝伝統教〟だ。大震災の大津波で被災した陸前高田市の松原海岸で唯一生き延びた松の木に願いを込めて、倒れた松を薪にして京都五山の送り火に使ってもらおうとしたが、放射性物質が怖いといった声に押されて、送り火の炎となることができなかった。
多くの市民は薪に書かれた鎮魂の言葉に共感したのだが、保存会の伝統は覆せなかった。「大文字焼き」のイメージに大きな傷をつけた。
 陸前高田市の薪はやむなく地元での松原海岸で炎となったが、非難轟々の保存会は別の形で送り火にすることにしたようだが、いまさら手遅れだ。「保存会って一体何なのだ!」の怒りの声が止まない。
 東海テレビの「怪しいお米 セシウムさん」も、ひどいの一言だ。東海テレビにはスポンサー企業からの番組降板が相次いだ。ミキハウス、フジパングループ、美容整形などだが、視聴者の怒りが降板を促した。局にとっては最も痛い。東海テレビには不況に加えてのダブルパンチ。バカ番組にはこの手が効く。番組の正常化。スポンサーが番組にクレームをつけるのは少し問題もあるが、これはテレビ局が都合よく使う「報道の自由」とは全く関係のないテレビ局の体質が表れたにだけの話。問われるのはテレビ局の品格だ。
 そしてもう一つ、どうしようもないのが九州電力の「やらせメール」事件。九電の組織的関与と古川佐賀県知事の極めて親しい関係が問題の根深さを日に日に明らかにしている。

揺れる政局

8月8日(月)
 週が明けたら政局がらみの生臭い話しが飛び交っている。まずは不人気な菅内閣の支持率が急落した。そしてポスト菅を狙う永田町のリーダーとは程遠い政治家たちの蠢き。
 ①新聞・テレビ各社が報じた菅内閣の支持率は急落した。最も低いのが朝日の14%、次いでNHKの15・8%、サンケイ・フジが16・8%。最も高かったのが読売の18%。いずれも危機ライン20%を大きく割り込んでいる。不支持は70%前後だから、もはや世論調査上は菅内閣は「死に体」。
 ②野田財務相が国会内で開いた自派の会合で10日発売の「文芸春秋」で発表する政権構想を説明したが、「出馬表明」までには踏み込まず。この期に及んでも「出馬」を言えない彼に、危急存亡の国政を任せることができるのか―考えるまでもない。やはり彼は巷間言われるように「タヌキの置物」だ。
自ら一歩踏み出すことができない。波乱が続く今日のマーケットについても「慎重に見て参りたい」。見ているだけなら素人でもできる。その財務相は以前、永田町田舎芝居で西郷隆盛を演じて見せたが、今回の株安、円急騰には言葉もない。G7の会合は戦場、そんな修羅場に出せる顔ではない。

暑さにへとへと

8月7日(日) 
 このところの連夜の暑さに疲れきった体を持て余している。今日、東京地方は「大雨洪水警報」が出され、北関東各地では局地的な豪雨に見舞われた。この数年来、局地豪雨が当たり前のようになったが、これも気象条件が大きく変わったせいだろう。
 「3・11」以来、相変わらず地震が続いている。大震災の被災地となった岩手、宮城、福島県から茨城、千葉あたりで内陸、沖合いを震源とする地震が今日もあった。「3・11」以来、日本列島の地殻に大きな変化が現れたのではないか。
大震災直後もそうだったが、「余震」と言うには説明がつかないような地震の連続だ。
 政府の震災対策は相いも変らずスピード感がない。被災地や被災・避難した人たちの苦しみが始まってもう5カ月になる。被災者にとって、「政治」は手の届かない遠くにある。

広島原爆記念式典

■2011年

8月6日(土)
 今日は66回目の広島の原爆記念式典。
 今年の式典は「3・11」原発事故で、例年とは式典の意味がまったく違った。松井広島市長は「脱原発」に向けて再生エネルギー、自然エネルギーへの転換を求める異例の平和宣言を読み上げ、菅首相もあいさつで「将来、原発に依存しない社会を目指す」と語った。首相はこの後の会見でも、脱原発は政府の統一した考えと強調。先に閣内、党内の反発で「脱原発は私の個人的な考え」とトーンダウンしたと思ったら、またも手のひらを返すように「政府の統一考え」とのたまう。菅首相という政治家の言葉のどこに「真」があるのか全く分からない。
 佐賀県玄海原発の再稼動に絡む九州電力の「やらせメール事件」もさらに波紋が広がる。古川知事が九電副社長らとの面談でのやり取りをメモにまとめたものが明るみとなり、知事の運転再開に向けた意欲が公然となった。電力首脳と仲のいい間柄とはいえ、古川知事も相当脱線気味のことを言ったものだ。
プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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