FC2ブログ

青年劇場「普天間」

12月21日(金)

 社会派演劇の「青年劇場『普天間』」の今年の最終公演が那覇市であった。

http://www.seinengekijo.co.jp/s/hutenma/hutenma.html

 全国各地を歩き沖縄の基地問題を演じ、基地の街の知られざる日常生活をごく自然に教えている。
 毎日新聞が紹介する記事はこうだ。→
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121124ddlk13200092000c.html

 野田政権が壊滅的な敗北となった先の衆院選は、12もの政党が乱立する焦点が定まらない乱戦に終始した。
 争点は「消費増税」「原発」「社会保障」「福祉」「外交」なのだが、争点というほど各党の主張がぶつかることはなかった。いずれもないがしろにできない重要課題なのだが、各党とも「自己主張」をまくし立てるだけ。
 これを聞かされる有権者はたまったものではない。

 だが衆院選ですっぽり抜け落ちたのが沖縄の基地問題だ。
 普天間飛行場の移設で日米間があれほどぎくしゃくしながら、尖閣問題といった領土問題に隠れてしまった。
 基地問題の深刻さは青年劇場「普天間」の公演でズバリ紹介されている。
 県民は日常的に基地の重圧に耐えているだけではない。米兵の犯罪は後を絶たないし、オスプレイという最新の垂直離着陸機が知事をはじめ県民が猛反発したににかかわらず普天間に配備され、本格的な運用が始まっている。
 
 「普天間」のストーリーは、普天間飛行場の生い立ちから始まり、これが屈強な米海兵隊基地として世界をにらむ存在となる歴史を住民生活と対比させながら演じられている。
 本土復帰から丸40年経った今も、在日米軍の74%が集中する沖縄の基地問題は見るべき進展はない。極東情勢、東アジア情勢を理由に、沖縄米軍基地の「抑止力」は強化されることはあっても軽減されることはない。そこには、基地と向かい合いながら生活する住民が勘案されることはないに等しい。
 
 沖縄の基地問題は常に安全保障が優先され、政治がこれを支えた。
 基地負担とこれに見合う形の経済振興策が、政府の沖縄政策の柱だった。
 基地問題は現状を見るだけでは何も分からない。敗戦、米軍支配、本土復帰、そして沖縄サミットといった壮大な政治ドラマを検証せずに、その実体を理解することはできない。

 http://www.amazon.co.jp/%E9%81%8B%E5%91%BD%E3%81%AE%E5%B3%B6-%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%8A%E3%83%AF%E2%80%95%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AF%E7%8F%8A%E7%91%9A%E7%A4%81%E3%81%AE%E5%BD%BC%E6%96%B9%E3%81%AB-%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/dp/4286128474/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1356100989&sr=1-1

政権揺るがす「犯す」発言

12月1日(木) 「犯す前に、(これから)犯しますと言うか」
 更迭された沖縄防衛局長の田中聡のこの発言で透けて見えるのは、官僚の傲慢さと、こんな発言がいとも簡単に口から出てくる雰囲気が霞が関にあるということである。言葉だけが先行する〝にわか大臣〟が闊歩する野田政権の実体を表したとしか言いようがない。
 一川防衛相は問題が発覚した29日、即日田中を更迭した。「不適切な発言」「沖縄を侮辱した」――のだから更迭は当然なのだが、最も問題を重視すべき首相の野田は30日になってようやく記者団の質問に答え、「沖縄県民に申し訳ない。心からおわびを申し上げたい」と語った。
 野田がぶら下がり会見に応じたのは政権発足3カ月にして初めてだ。それだけ、田中の「犯す」発言が政権を震撼させたということである。野田の「おわび」は、田中更迭を決めた昨夜言うべきことだった。一晩置いて語る内容ではない。即座に対応しないで周囲の状況を見てから動く、いかにも万事に反応が鈍い野田らしい対応だった。
 政権素人ぶりは藤村官房長官の会見でも明らか。〝事件〟は「政治的案件というよりは、事務方の不祥事」らしい。政治的な問題にしたくない野田政権の実体がありあり。
 米国防総省は間髪を入れず談話を発表した。「(日米合意に基づく)現行計画を堅持し、必要な手続きを早急に進めるように」と。(敬称略)

もう、「検討する」段階ではない

10月29日(土) 
 野田首相が沖縄の仲井真知事と27、28の両日会談した。沖縄に対する異例な配慮(http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102801000737.html)らしいが、首相の沖縄訪問は今さら検討する話ではない。
 9月の訪米の際も、積極的に言及している。〝どじょう〟は泥の中にもぐっていないで、自ら沖縄に飛び込み本気で県民に向き合うべき。正論は言うが、具体的なモノがなさ過ぎる。昨日の「徒然日記」参照。http://futenma.dtiblog.com

玄葉外相、またも脱線発言

10月28日(金)
 今日の朝刊の「首相動静」を見ていたら、野田首相は昨夜、「東京・六本木の料理屋で鳩山元首相や蓮舫、松野氏らと会食」が載っていた。政局がらみの集まりだとは想像できたが、何となく??と思っていたら、同じ面に「野田首相、鳩山元首相に謝罪」の記事があった。
 記事の内容は玄葉外相が26日の衆院外務委員会で、元首相が普天間飛行場の移設で「最低でも県外」と言ったのは「誤りだった」と答弁したことについて、会食の席で「(外相の発言は)間違っていた。申し訳ない」と謝ったという。
 玄葉外相は就任以来、何かと〝積極さ〟を見せようというのか、前のめりな発言が目立つ。昨日の発言も、先日の沖縄訪問で嫌というほど政府不信を突きつけられた記憶が蘇ったからだと思うが、外交責任者の外相の言葉ではない。どうも、彼は言葉が先走りすぎて誠実さに欠ける。政策通、理論家を自称するようだが、新任外相なのだから、あまり気負わない方がいい。
 とりわけ、普天間移設問題の複雑さを十分知らないで、口先であれこれ言うのは問題をこじらせるだけだ。問題発言はこれからも出るだろう。よくよく、注意して見守りましょう。
(注)http://futenma.dtiblog.com参照。

取り繕う普天間の迷走

10月26日(水)
パネッタ米国防長官の来日で、普天間移設問題の迷走が一段と明らかになった。
 長官と会談した野田首相はじめ玄葉外相、一川防衛相はいずれも日米同盟の深化を確認し、普天間飛行場を名護市辺野古に移設するための環境影響の評価書を年内に県へ提出する考えを伝え、米側にも普天間移設とパッケージになっている在沖縄米海兵隊8000人のグアム移転を進展させるよう米側の努力を求めた。
 これは、用意されたシナリオどおりと言っていい。だが、このシナリオには何ら新鮮味はない。新鮮味がないだけでなく、野田政権の外交無策をさらけ出したようだ。(つづく)
 続きはhttp://bit.ly/hxZoUw



プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

訪問者、大歓迎です→
社会・経済ランキング

本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


最新記事
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
普天間飛行場の辺野古移設
最新記事
最新コメント
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
検索