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見事な無知の〝答辞〟=再送=

※文中で紹介した官邸HPの<見事な無知の〝〟答辞>は削除されたようなので、末尾で首相の「国民の代表の辞」を再現します。

また「やってしまった」と済まされるものではない。

選(よ)りに選って平成天皇の退位礼正殿の儀で

「国民を代表して」行ったあいさつの締めくくりの「天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられることを願って」と読んだ後で一瞬言葉が絶え、続けて「いません」と言ってしまった。

正確には「末永くお健やかであらせられることを願って已みません」なのだが、「已みません」を「いません」と読んでしまった。

「已」を「己」(おのれ・こ・き)と勘違いしたのか、あるいはそれを「い」と思って「いません」と読み上げてしまったのだろう。

昭和の戦争体験を一身に背負い、皇太子時代からかつての激戦地の慰霊の旅を続けてきた両陛下の足跡を踏みにじるような「国民の代表の辞」だった。

首相官邸のホームページ(HP)のから退位礼正殿の儀の映像=見事な無知の〝答辞〟=を改めて観てもらいたい。政府の公式HPで確認しにくい時は、映像は様々な形でSNSで発信されているから、事実を確認できる。

天皇のおことばに「支えてくれた国民に感謝」とあるように、世界の乱気流に巻き込まれつつわが国の現状、これからを案じ続ける天皇の心情を国民は気遣ってきた。

その天皇が退位し平成の時代が終わろうとするその時に、「国民の代表」はとんでもない無知と、教養のなさをさらけ出してしまった。

新元号の命名に当たって有識者たちの意見を広く聞いたというものの、令和決定の舞台裏を覗けば、

「安倍主導」の決定劇だった。

一強政治の驕りが最後の最後で馬脚を現したということだ。

この馬脚を反省して政治、行政の任に当たればいいのだが、多くを期待することは無理なようだ。

令和の世が新たな「反知性主義」の始まりとなってほしくない、と願うのは国民すべてであろう。

ところで、式典をテレビで観ていて、子どもの頃の卒業式を思い出した。

校長先生や指導してくれた先生たち全員に感謝の言葉を伝える「答辞」の光景である。

「国民の代表」という首相が読み上げたあの姿こそ、私の幼き頃の姿と二重写しになる。

だが答辞は、何度も練習を繰り返したから、読み間違いはなかった。

【再現】
見事な無知の〝答辞〟




  
プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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