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身の置き所を考えなさい

6月20日(金)

 野党7党が石原環境相の不信任決議案を衆院に共同提案した。

http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014062001001560.html

 不信任決議案提出は当然だが、それにしてもである。

 環境相は一昨年の自民党総裁選に立候補した、当の本人だ。

 大臣や有名政治家の不規則発言は珍しくもないが、

環境相のそれは、よりによって福島原発事故の被災者を愚弄するものだから、

「私の真意は違う」と言ったところで、誰も聞いてくれない。

 こと改めて記すのも腹立たしいが、彼が言ったことは「最後は金目の話でしょ」だ。

 汚染土などの中間貯蔵施設を造ろうと地元と折衝を続けている最中に、担当大臣の口から飛び出したのだから、何をかいわんやである。

 彼は若かりし頃、自民党内で「政策新人類」と呼ばれ、将来を期待された新進政治家の1人だった。

 道路公団民営化問題が華やかしころの小泉政権当時、国交相として奔走した姿を私は懐かしく思い出す。

 その彼がなぜこんなに。

 一昨年の自民党総裁選で現首相の安倍氏や現幹事長の石破氏に敗れ、組閣では環境相のポストをもらった。

 環境省は原発事故に絡む難しい役所だ。そのトップに就かせた首相の胸の内は分からないが、石原本人としては「ありがた迷惑」なポストだったに違いない。

 案の定、環境相としての存在感を見ることは、ほとんどなかった。

 昨年正月の仕事始め4日、彼はこの日、神奈川県・江の島を家族らと訪れている。

 新年参拝で江の島神社に行った私が目の前で見たのだから間違いない。

 環境相は大手紙に「仕事始めをさぼった」と書かれて様にならない姿をさらしている。

 原発事故絡みで言えば、中間貯蔵施設の地元折衝は16回に及んだが、彼は1度として出向くことはなかった。

 「金目の話」発言を批判され言い訳も尽きて、とうとう「品格を欠いた」発言を撤回した。

 本来なら、被災から3年余の苦しみにあえぐ人たちに「寄り添う」首相が叱責、更迭するのが筋なのだが、

 この政権は身内の不始末をうやむやのうちに終えてしまう。

 不信任決議案を突きつけられた環境相は自ら出処進退を明らかにすべきだが、本人にはその気はない。1強多弱の国会では野党がどんなに怒ろうと、多数与党に押し切られる。

 嘆かわしい国会の現実である。

まさしく正念場の環境相

6月18日(水)
 石原環境相の「最後は金め」発言で野党が環境相の問責検討を始めたようだが、野党はこの際、「健全野党」も含めて政権すり寄りなどやめて、一丸となって問責に向かうべきだろう。

 本来ならば、任命権者の首相が、あるいは菅官房長官が率先して本人から事情聴取するのが筋なのだが、

この政権は、身内の不始末を「個人的発言」で処理してしまう、悪しき情けがあるようだ。


 それと、政権与党の公明党は一体何をしている。

 まさか集団的自衛権問題で腰の弱さを世論に突かれて戸惑い、石原発言に「気が付かなかった」わけではあるまい。

 公明幹部も事の重大性が分かるだろうから、環境相に「身を退いては」と内々打診してみたらどうか。それならば、被災地に寄り添う公明党の面目躍如だ。

 大体、閣僚が野党から問責決議を突きつけられるなどは、政権不信を言われたも同じだ。

 国民は、特定秘密保護法や集団的自衛権行使問題で見せている現政権の「聞く耳を持たない」かのごとき政治に怒りを表している。

 まさか、これが安倍首相が言う「丁寧な説明」の政治だと言うつもりではあるまい。

 何度も言うが、石原環境相は我が身の至らなさを恥じて辞任すべきではないか。

 首相や官房長官は「辞めろ」とは言いにくいだろうから、自ら進退を明らかにしてもらいたい。

 その決断があれば、かつての「政策新人類」の石原が蘇る。

言わずもがなの発言

9月9日(金) 
 鉢呂経産相が原発事故の関係自治体を訪ね、「人っ子1人いない。死の町だ」と述懐した。本人は正直に目の当たりにした光景の印象を口にしたのだろうが、就任間もないとはいえ、鉢呂氏は当面する原発事故処理を担当する経産省のトップである。あまりにも福島県民や国民感情を考えない不用意な発言だ。
 おかげで発足間もない野田内閣は、火消しに躍起である。経産相は陳謝、発言を撤回したが、それで収まるほど事は簡単ではない。首相と官房長官も「不用意な発言」をたしなめたが、それで問題が沈静化するとは思えない。己の置かれた立場をわきまえない、民主党政権の落とし穴だ。
 http://bit.ly/hxZoUw「鎌倉日誌」、http://futenma.dtiblog.com 「徒然日記」参照。
プロフィール

gatayann

Author:gatayann
尾形宣夫。
ジャーナリスト。世の中の様々な出来事を簡潔な言葉でまとめた日記です。タイトルは肩ひじ張らずに「ありのまま記」としました。

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本Webは私の2本のブログに続くものです。HPはhttp://bit.ly/hxZoUw、オフィシャルサイトはhttp://futenma.dtiblog.comです。あわせてお目通しをお願いします。

☆「運命の島 オキナワ」=副題「幸せは珊瑚礁の彼方に」(文芸社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%BE%E5%BD%A2-%E5%AE%A3%E5%A4%AB/e/B009PAT28C

1942年宮城県生まれ。
1967年中央大学法学部卒業。
共同通信編集委員室編集長・論説委員、編集委員室次長・論説委員を経て2002年11月定年退社。元共同通信社客員論説委員。
日本自治学会理事。政策情報誌元編集長。分権型政策制度研究センター(RCD)委員。
分権ジャーナリスト会(東京)。神奈川県鎌倉市在住。





(2011年8月10日~)


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